Categories: 南風原町石獅子

南風原町・兼城の石獅子

国道329号から、小高い丘に登るように歩いていくと、兼城の石獅子への案内板が見えます。コンクリートの民家の敷地の端に、フェンスで分けられた50cmほどの隙間があり、その細い小道を10数名歩いて行った先に、石獅子が置かれています。

石獅子はかなり風化しており、どんな顔をしていたのかを、伺い知ることはできません。

看板が設置されており、石獅子の由来が記載されていました。

南風原町指定有形民俗文化財
平成2年6月27日指定

この石獅子は、上間(那覇市)へのケーシ(返し)の目的で置かれたと伝えられている。

普通、南部では東風平の八重瀬へのヒーゲーシ(火返し)の目的で置かれてものが多い。それに対しこの石獅子が上間へのケーシであるといわれるのは、当時、上間も一帯の人々にとって、恐れの対象であったことを示しており、南風原の民俗文化を知る上で貴重なものである。

平成4年3月10日
南風原町教育委員会
白くなっている方が頭
顔側
お尻側
説明看板

近くには、内嶺城跡がありますので、是非足を運んでみてください。

兼城の石獅子の場所

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