桃原の石獅子@西原町

石獅子

西原町桃原集落に檻?の中で鎮座する2基の石獅子です。集落の端に位置する民家のコンクリート壁?の中、金網でかこまれ、鍵がかけられた状態の場所に石獅子が置かれています。

桃原石獅子」と、刻まれた石碑がすぐ側にありますので、石獅子へを見つけることは容易かと思います。

2基の石獅子はどちらも、劣化が進んではいますが、堀の深い顔立ちであることがわかります。また、口の中に舌があるのが確認できます。

西原町のホームページに掲載されている「桃原の石獅子」についての說明では、盗まれないように土の中に埋めた石獅子が、100年の時を経て掘り出されたということです。

平成8年3月8日、西原町字桃原の古島付近での宅地造成中に地中1~1.5メートルから石獅子2基が100年余ぶりに掘り出された。言い伝えによると、かつて桃原上古島には呉屋部落方面に向けて石獅子を安置していたが、たびたび夜中に呉屋部落の青年らが来て、この石獅子の向きを変えたりしたので、よそに持っていかれるのを恐れ、この石獅子2基を地中に埋めたという。2基とも珊瑚石灰岩で造られ、全体に朱に塗られた跡がある。大きさは若干差があり、大きいのは高さ55センチ、長さ74センチ、幅30センチ。小さい方は高さ52センチ、長さ68センチ、幅33センチである。沖縄の村落には必ずヒーゲーシ(火返し)のクムイが掘られ、村落入口には魔除け・フーチゲーシ(流行病除け)として石獅子が安置された。桃原でも天然痘やイリガサー(はしか)が流行したので、石獅子を仕立てたといわれる。 この2基の石獅子は桃原部落の歴史をいまに語るとともに、貴重な文化遺産である。

http://www.town.nishihara.okinawa.jp/asset/20toubarunoisizisi.html

桃原の石獅子の場所

コメント

タイトルとURLをコピーしました