北中城村、喜舎場集落の上、喜舎場公園の中に鎮座する石獅子です。
公園の片隅に鎮座し、案内板、及び日本語と英語で書かれた説明文があります。
石獅子は劣化が進んでいますが、補修も行なわれているようです。
お顔は、鼻が高くて大きいのが特徴でしょうか。目は余りはっきりしません。口は少しあいており、歯が一本一本刻まれています。
本来、石獅子が鎮座していた場所は、現在の場所とは異なり、災いがやってくるというフィーザンの近くで、集落の入口にあったようです。
現在の位置は、フィーザンと石獅子の間に集落があり、石獅子がバリアとなって守っている位置関係には無いのですが、大丈夫なのでしょうか? ちょっと心配です。
そもそも、どうして移動したのでしょうか?理由が知りたいですね。
喜舎場の石獅子の説明文
喜舎場の石獅子は、もとは集落の南西側の俗称ビンダマーチューから安谷屋の北側(儀間原・ジーマバル)にあった巨岩のカニサンに向かって鎮座していました。この巨岩は、喜舎場に災いをもたらすフィーザン(火山)であると信じられ、その返しとして石獅子が据えられました。この石獅子あ、巨岩に対する火除、魔除けとしての村獅子で、除災信仰をしる上で重要であります。大きさは、長さ102cm、高さ59cm、幅45cmです。昭和58年8月に現在地に移されました。
北中城教育委員会
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