八重瀬町小城(こぐすく)のニーセー石と呼ばれている、龍柱にも似た、石獅子の仲間?です。
小高い丘の頂上近くに鎮座しています。正面の道路から案内板に従って、階段を登っていくとニーセー石に会うことができます。
ニーセー石は風化が見られますが、鼻、口は形がはっきりしています。残念なことに目の部分から頭部は風化が激しかったのか、コンクリートで補修されており、かつらをかぶったような感じです。
周囲は、土砂等が崩れないように補強工事がされていて、日本語と英語で書かれた説明文が掲示されています。また、裏側には数台駐車できる、駐車場も完備されています。
小城のニーセー石の説明文
有形民俗文化財 小城のニーセー石
このニーセー石は、獅子の形をしていて名前のごとくニーセー(青年)を栄えさせるための守り神であるが、いつ誰が建てたか定かではない。
古老の話では、このニーセー石を建てて拝むようになってから、小城の青年たちは栄えるようになったとのこと、火よけや魔除けの守り神がほとんどの沖縄シーサーの中にあって、青年繁栄の守り神であるこのシーサー石は得意な存在である。 今でも、各種の青年の行事があるときは集落の役員や青年たちがこのニーセー石を拝んでいる。
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