与那原町の住宅街の真ん中にある、戦前存在していた、県営鉄道与那原駅舎の9本の柱です。
当時としては珍しい鉄筋コンクリート製ということもあり、保存しているようです。展示資料館も整備されているので、鉄道マニア必見の場所じゃないでしょうか?
沖縄県営鉄道与那原駅舎「9本の柱」の説明文
初代木造の駅から、1931(昭和6)年に県営鉄道唯一の鉄筋コンクリートに建て替えられた2代目与那原駅は、その後戦争で破壊されました。
その後、残った柱と壁を使って建物を改修し、与那原町役場庁舎として利用され、1975(昭和50)年の役場庁舎移転後はJA与那原支店として利用されてきました。
2013(平成25)年、駅舎復元のため建物は取り壊されましたが、2代目駅舎の時代から建物を支えてきた9本の柱は、与那原駅が当時ではめずらしい鉄筋コンクリート造であったことの鐘銘と、与那原に沖縄県営鉄道の駅があったことを語るものとして保存されることになりました。
与那原町
9本の柱跡 説明板
展示資料館
与那原駅跡地には軽便鉄道にまつわる史料等を展示している資料館がありました。入場料が必要です。
展示資料館 展示室入り口
東宮殿下御乗車記念碑
展示資料館の庭には、東宮殿下御乗車記念碑が、說明板とともに建っていました。
東宮殿下御乗車記念碑
東宮殿下御乗車記念碑説明板
1921年(大正10年)3月6日、皇太子(のちの昭和天皇)が欧州外遊に向かう途中に来沖しました。与那原には急いで仮の桟橋が作られました。仮桟橋には紅白の布がまかれ、おナバルをはじめ近隣村民や児童生徒が浜辺に並び奉迎しました。皇太子は与那原駅から軽便鉄道に乗車し、那覇駅に向かいました。
この記念碑はこの出来事を後世に伝えるため、建立した記念碑です。
与那原町
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